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甲状腺癌|<板橋区成増>内科・糖尿病・甲状腺の事なら「かとう内科クリニック」までお問い合わせください。

かとう内科クリニック
甲状腺癌
治療方法
<1.手術>
甲状腺癌の約90%は乳頭癌という進行が遅く、遠隔転移(肺や脳などへの転移)をあまりしないタイプの癌です。そのため手術により寛解を得られる可能性が高く、甲状腺癌治療の第一選択は手術になります。尚、手術の際に取りきれなかった部分や転移が疑われる場合には、手術後にアイソトープ治療を追加施行される場合もあります。
メリット ・手術の成功によりほぼ寛解が得られること
デメリット ・一週間程度の入院が必要なこと
・手術に伴うリスク(出血や神経損傷、麻酔障害など)が避けられないこと
・頚部前面に約10cmの手術痕が残ること
・手術後再発した場合に、再手術はできないこと
<2.TSH抑制療法>
手術を希望されない方やご高齢のために手術が困難な方、あるいは手術まで期間を置くことを希望される方なども少なくありません。そのような場合には、甲状腺ホルモン製剤(チラーヂンS)の内服薬治療も選択可能です。
具体的には、甲状腺ホルモン製剤を内服することにより、頭の下垂体というところから分泌される甲状腺刺激ホルモン(TSH)を基準値以下に抑制することで、甲状腺癌の増大を遅らせることを目的にした治療方法です。
ご理解頂きたいのは、この治療は甲状腺癌を治す治療ではないと言うことです。
メリット ・内服薬のみの治療であること
デメリット ・甲状腺癌を消失させる治療ではなく、効果も強くないこと
・甲状腺癌が急速に増大する可能性(未分化転化)は否定できないこと
・甲状腺ホルモン内服量が過剰となれば副作用があること
・超音波エコー検査による経過観察が3ヶ月に一度必要なこと
<3.経過観察>
手術もTSH抑制療法も希望されない場合には経過観察のみを行います。
メリット ・今までと同じ生活を継続できること
デメリット ・甲状腺癌が急速に増大する可能性(未分化転化)は否定できないこと
・超音波エコー検査による経過観察が3ヶ月に一度必要なこと
当院の治療方針
甲状腺癌と診断された場合には、可能であれば手術をおすすめしております。幸い私の前勤務先である東京女子医科大学病院には内分泌外科があり、甲状腺の専門家による信頼しうる手術が多数施行されていますので、よく紹介させて頂いております。また、患者さんのご希望により他の甲状腺専門病院への紹介も行います。
しかし、実際には患者さん一人一人にそれぞれの生活背景があり、手術を避けたいとの希望をお持ちの方も多く、手術以外の治療方法も含めて十分に時間をかけて治療方法の選択について相談を行っているのが実情です。
当院での治療方法の選択に際しましては、甲状腺癌の大きさ、増大傾向の有無、浸潤や転移の有無、患者さんのご年齢、社会生活背景など、多方面から検討を加えた上で、それぞれの治療の利点と欠点を詳しく説明させて頂き、患者さん自身が十分に理解され、納得された上で、最適の治療方法が選択できるように努めております。
 その上で、TSH抑制療法や経過観察を選択された場合には、当院にて超音波エコー検査を継続して実施し、患者さんの希望が実現できるように尽力しております。