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第122回糖尿病教室|<板橋区成増>内科・糖尿病・甲状腺の事なら「かとう内科クリニック」までお問い合わせください。

かとう内科クリニック
第122回糖尿病教室
日時 2017年11月18日(土)14時〜15時30分
テーマ 糖尿病の三大合併症〜糖尿病はなぜ恐ろしいのか
2015年糖尿病が強く疑われる人が初めて1,000万人をこえました。しかし、その中で適切な治療を受けている人は約77%であり、40代では低いのです。
その間にも糖尿病性神経障害、糖尿病網膜症、糖尿病性腎症は進行しています。
末期的な状態となる前に、今すぐできる予防方法についてご紹介します。
一 糖尿病性神経障害:約5年で出現
末梢神経障害と交感神経障害とが発症し、特に壊疽になれば切断になります。
実際に毎年約3,000人の方が足を切断されています。
【予防法】
血糖コントロールおよび手足をよく観察し、清潔に保ちましょう。
足の裏がピリピリし始めたら治療を開始しましょう。
神経障害は元に戻る可能性がありますので、しっかり治しましょう。
二 糖尿病網膜症:約7年で出現
全く自覚症状のないまま進行し、突然失明してしまうこともあります。
成人の失明原因として、緑内障に次いで第2位となっています。
【予防法】
血糖コントロールと専門の眼科への定期的な受診が必要です。
かかりつけの眼科医を持ち、指示にたがって検査を受けてください。
増殖前網膜症までであれば、光凝固などの治療が可能です。
三 糖尿病性腎症:約10年で出現
蛋白尿が出現すれば治癒は困難になり、糖尿病は透析導入の原因第2位です。
2014年透析患者は32万人おり、1年で新たに3万8千人が透析導入されています。
【予防法】
血糖コントロールと降圧コントロール、蛋白制限食が必要です。
尿中アルブミンが出る早期腎症は戻りますが、尿蛋白が出る顕性腎症は治りにくいため、予防以外に方法はありません。
糖尿病が恐ろしいのは、自覚症状のないままこれらの合併症が進行するためです。
逆に合併症さえ予防できれば糖尿病は決して怖くありません。
今日から予防法を実行しましょう。