<板橋区成増>内科・糖尿病・甲状腺TEL.03-3977-8222
甲状腺
糖尿病
骨粗鬆症
診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
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9:00 - 12:30 | ◯ | ◯ | / | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
15:00 - 19:00 | ◯ | ◯ | / | / | ◯ | / | / |
※ 休診日:水曜・祝日
6月1日より11月30日まで今年度の板橋区検診を実施いたします。
お電話にて予約いただき、当日問診票を記載の上、受診券をお持ちください。
大腸がん検診も同時に受診いただけますし、胃がんリスク検診、肝炎ウイルス検診、前立腺がん検診の対象者も受診券をお持ちください。
10月11月は混むことが予想されますので、早めの受診をご検討願います。
5月休診日:
3(水)、4(木)、5(金)、10(水)、17(水)、24(水)、31(水)
6月休診日:
7(水)、14(水)、21(水)、28(水)
7月休診日:
5(水)、12(水)、17(月)、19(水)、26(水)
5月1日からR6年2月27日まで今年度の板橋区骨粗しょう症健診を行います。
受診券が届いた方は、お電話にて予約願います。
手の骨で測定しますので、15分程度で簡便に検査することができます。
自家検査しておりますので、先に検査を行っていただき、当日結果をお渡しすることができます。
是非一度ご自身の骨の状態をご確認ください。
5月1日から11月30日まで当院にて今年度の練馬区健康診断を行います。
受診券が届いた方は、お電話にて予約願います。
大腸癌検診や肝炎ウィルス検診の対象者の方は同時に受診することができます。
検診の問診票などを自宅で記載してお持ちいただくと、スムーズに受診することができます。
10月や11月は混みやすいので、早めの受診がお勧めです。
一年に一度、ご自身の体調管理を行いましょう。
今年度の板橋区骨粗しょう症予防検診は2月28日にて終了いたしました。
来年度は5月1日より開始予定ですので、またご案内させていただきます。
2023.05.28
最近練馬区などで帯状疱疹ワクチンの補助制度が成立し、ワクチン接種の質問が多くなりました。
しかし、帯状疱疹のワクチンが2種類あるなどの情報が流布され、とても誤解が多いため、今回正確な情報をお伝えします。
帯状疱疹の原因となるウイルスは水ぼうそう(水痘)のウイルスと同じなのです。
水痘にかかると、そのウイルスはその後ほぼ一生の間、体の神経節にとどまり、ずっと一緒にいることになります。
そして、体調が悪くなると神経節から皮膚の表面に出てきて、帯状疱疹を発症することになります。
つまり、水痘にかかっていない人は帯状疱疹を発症することはないのです。
そのため、最近では小児期に水痘にかかる前に「水痘ワクチン」を接種することで、水痘のウイルスが感染しないようにしています。
水痘ウイルスに感染しなければ、決して帯状疱疹は発症しないのです。
ところが、最近では水痘に感染した後でも、「水痘ワクチン」の接種により帯状疱疹の発症をある程度抑制すると認定されました。
しかし、その効果は1年間で「50%程度」の抑制にすぎませんし、2年目以降の効果はさらに低くなります。
「水痘ワクチン」はそもそも帯状疱疹を抑制するレベルが低いために適応がなかったのですが、値段が安いため「帯状疱疹ワクチン」として、行政により認定されることになりました。しかし、効果が少ないのに値段が安いというだけで接種を行うことは、本来の医療として効果も意味もないことは明らかです。
最近では水痘に感染後、水痘のウイルスが体内にいる状態であっても、帯状疱疹の発症を抑制する本当の意味での「帯状疱疹ワクチン」が日本でも発売されました。
そのワクチンが「シングリックス」であり、医学的意味で本当の「帯状疱疹ワクチン」と言えるのはこれのみです。
シングリックスは2か月あけて2回接種ですが、1年間で「93%」の抑制力があり、5年後で「80%」、10年後でも「70%」以上の抑制力があります。この抑制力は「水痘ワクチン」よりも極めて高いことが明らかですが、なぜか公表されていません。それが誤謬の原因となっています。
シングリックスの値段は高いのですが、10年間の抑制力を考えれば、「水痘ワクチン」を毎年接種するよりも費用は安くなります。
今回補助金制度を利用できれば、さらに安く接種できますので、費用対効果を考えれば接種を検討しやすいと思います。
水痘の罹患歴が母子手帳などで確認できれば良いのですが、わからない方は水痘抗体の有無を採血で確認することも可能です。
水痘抗体が陽性であれば、水痘の罹患歴があり、すでに水痘ウイルスが体内にいるので、接種するワクチンは「帯状疱疹ワクチン(シングリックス)」をお勧めします。
以上「水痘ワクチン」と「帯状疱疹ワクチン(シングリックス)」は全く別物のワクチンなのですが、行政では2つのワクチンを区別せずに「帯状疱疹ワクチン」として広告しているため、大変誤解を招いています。これは行政が医療を理解せずに、予算面のみを考えて値段の安いものを優先するために生じる間違いです。
行政の間違いに惑わされることなく、医療として正確な情報を理解して、正しいワクチン接種を行われることを願っております。
2023.03.30
今年は花粉の量が多い、という予報がよく聞かれます。
実際に、花粉の症状がいつもよりひどくなって受診される方多くなっています。
昨年は10年間で一番花粉量が少なかったのに対して、今年は例年の倍以上となっており、その差が激しいからだと思います。
当院は内科ですが、内服薬のほかにも点鼻薬や点眼薬も必要に応じて処方しております。
以下薬の選択方法をざっと紹介してみましょう。
内服薬は一日1回のみ飲むものと、一日2回飲むものがあります。24時間持続的に症状が出る方は一日2回飲む方が多いようです。
しかし、最近では一日1回でも強い効果があり、かつ眠くなりにくい薬がでてきました。何種類か試して、自分に合うものを見つけると良いと思います。
また通常の抗ヒスタミン剤は緑内障や前立腺肥大症の方の中には使用できない場合もありますので、抗ロイトコリエン剤や抗トロンボキサン剤、漢方薬などを選択することになります。
1種類の内服薬にて効果不十分であれば、何種類かの内服薬を使用することも可能ですが、症状に応じて組み合わせを考えます。
なおステロイド薬が最も強い効果があるのですが、長期内服による副作用があり得ますので、短期間での屯用をお勧めしています。
点眼剤は症状に応じて選択しますが、目のかゆみ、涙目、充血、目やにのため目が開かないなどと重症化することがあります。
通常であれば抗ヒスタミン剤を使いますが、シュワッとしみるタイプとしみないタイプがあります。薬としての効果は同じなのですが、しみることで涙が出てくるために薬が流れ出るようでは効果が少なくなります。
充血や目やになど重症化する場合には、ステロイドの入った点眼薬もあります。やはり長期使用には副作用があるため、3,4日の短期間での使用をお勧めしています。
点鼻薬も症状により薬を選択しますが、鼻水、かゆみ、鼻づまりなどが主な症状です。
通常はやはり抗ヒスタミン剤を使用しますが、鼻づまりには血管収縮剤でむくみを取る方法も有効です。
また全ての症状が持続する場合には、ステロイドの入っている点鼻薬が有効です。点鼻薬に入っているステロイドは粘膜にのみ吸収されるため、長期使用でも副作用がほとんどありません。さらに持続的に効果があるため、一日1回のみの使用で済むため、持ち運びする必要がありません。最近ではステロイドの入った点鼻薬が主流となっています。特に気管支喘息の方は、ステロイドが鼻腔から気道へと拡散するため、咳症状の軽快も期待できます。
以上、花粉症の薬と言っても、人それぞれの症状に応じて組み合わせて選択することが大切です。
また、実際の使用感を教えていただくことで、さらに効果的な処方へと変更することも可能となります。
今年初めて花粉デビューという方もいらっしゃると思いますが、一度症状を確認の上、相談にいらしてください。
信頼され、必要とされるクリニックを目指します。
地域の方々がいつでも安心して相談できるホームドクターがいて、かつ専門的な医療も受けられる身近なクリニックを作りたいと考えていました。
場所は東武東上線成増駅および東京メトロ地下鉄成増駅より至近の、川越街道に面した交通至便の地です。働いていらっしゃる方にも受診していただきやすい地を選び、診療時間を設定致しました。誠実に応対させて頂きますので、皆様のホームドクターとしてご利用して頂ければと思います。
どうぞよろしくお願い致します。
かとう内科クリニック 院長 加藤佳幸
一人一人の人格を尊重した医療を実践します。
医療を通じて社会に貢献することを責務と考えます。
信頼され、必要とされるクリニックを目指します。