麻疹、風疹について
2024.03.30
最近麻疹感染の報道があってから、ワクチン接種を希望される方の問い合わせが多くあります。
実際に麻疹を発症された方は少ないのですが、感染力が高いため予防が必要になります。
現在、麻しん風しん混合(MR)ワクチンは1歳と6歳の2回接種となっていますので、子供のワクチン接種をしっかりと受けさせることが最も大切なことです。
板橋区では、2回接種が行えなった方に対して18歳までの追加接種の新たな助成制度ができました。板橋区HPにてご確認ください。「お知らせ」でも記載してあります。
また、板橋区民で妊娠を希望される方やその同居家族など風疹症候群を予防する必要のある方に対してもMRワクチン助成制度があります。風疹抗体が16倍以下の方がMR接種対象者となります。対象者の規定を板橋区HPで確認するか、当院受付までお問合せ下さい。
国の制度としては、昭和37年度から53年度生まれの男性に対して風疹抗体検査を受けることができ、抗体が8倍以下の方はMR接種対象者となります。
以上の制度で対象者に該当しない方は、一度抗体検査を受けることをお勧めします。
子供の時にワクチン接種を受けていたり、既に感染したことがある方は、抗体が陽性となり、追加接種が必要でないことがあります。
もし抗体検査が陰性の場合にはワクチン接種をお勧めします。
現在、ワクチンが不足傾向にあります。厚労省からも子供のワクチン接種を優先的に行うように通達がありました。抗体がある方は不必要なワクチン接種を控えていただき、必要な方への接種が行えますよう、ご理解とご協力をお願いいたします。