院長からの処方箋Letter

夏かぜ

2023.08.30

最近、のどの痛みで受診される方がとても多くなっています。
いわゆる夏かぜと考えられます。
以前は寝冷えや汗をかいての脱水などが主な原因でした。
しかし、最近ではエアコンにより湿度が下がることで、のどが乾燥し、咽頭炎となることが多いようです。

 

対策としては、エアコンに加湿器を併用することや、濡れタオルを部屋干しして湿度を上げることが良いと思います。
日頃の予防しては、うがいを励行したり、のど飴をなめることで、のどを乾燥させないことが大切です。


また、感冒様症状の中で、コロナ感染症である可能性も十分にあります。
現在コロナ感染症は5類に分類されており、検査を受ける必要はありませんし、隔離される義務もありません。
それにより、コロナ感染症の人が通常の生活を行い、感冒として広がっていると思われます。
コロナ感染症も症状は様々で、90%の方は軽症ですので医療機関での加療も必要ない程度で済みます。
しかし、重症化すると肺炎などに至ることもあるため、咳が持続する場合は受診をお勧めします。
特に喘息様の症状が出た場合には、早めの治療が望ましいと思います。